人工知能への関心
卒論で忙しい今日このごろではありますが
年が明けてしまう前に、今年の個人的流行語大賞ともいえる
「人工知能(Artificial Intelligence)」
との出会いについて書こうと思います。
2015年、人工知能に関する話題は後を絶たず
新聞やネットニュースで目にしない日は無いほどでした。
松尾豊氏の『人工知能は人間を超えるか』をはじめ、
人工知能に関する書籍も次から次へと出版されましたね。
昨年までの私には、人工知能に対する興味なんて微塵もありませんでした。
高校生の頃は世界史が大好きで、大学には社会科の教員になるために入学しました。
生粋の文系学生ですね。
読む本のジャンルも教育学や哲学が中心で
当時はAIよりも愛の方がよほど私の関心を惹きつけていました(笑)
人工知能の研究をするために大学院へ進学することになるなんて、一体誰が予想できたでしょうか。
図らずしも私と人工知能を結びつけたのは
社会科分野の一環として専門的に学んでいた経済学でした。
特に興味があったのは、株価や為替レートなどの金融時系列データ*1でした。
金融時系列の変動の複雑さに触れたことは
カオスやフラクタルといった「複雑系科学」の領域へと関心を広げるきっかけとなりました。
詳しいことはまた別の機会に書こうと思いますが
複雑系科学っていうのは人工知能と非常に密接に関わっている学術領域なんです。
そのため、ひとたび複雑系科学へと辿り着いてしまえば
人工知能へと歩をすすめるのは自然な流れであるともいえます。
AIに関心を持つに至った経緯はこんなところです。
とはいえ、いくらなんでもそれを研究するために大学院へ進学するというのは無謀だったかもしれません。
人工知能はあくまでプログラムですから
それを研究、または開発するためには
プログラミングスキルはもちろんのこと
線形代数や確率論、統計学といった数学の素養が求められます。
大学の専攻とは一切関係がないため、これらはすべて独学で習得しなければなりませんでした。
なんとか大学院には合格しましたが、まだまだ知識としては半年程度で詰め込んだ付け焼き刃です。
将来的には、これまで学んできた教育学や人文社会科学の素養もムダにしないような研究ができたらと思うので
引き続き精進していかなければ…
1つのアウトプットの場として、このようなブログを開設しましたので
もし興味を持っていただける方がいれば
今後もちょくちょく覗いてみてください。
卒論が落ち着いたら
などについて書いていけたらいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
あ、そうだ
松尾豊『人工知能は人間を超えるか』
ぜひ読んでみてください。
- 作者: 松尾豊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (26件) を見る